WordPressで静的ファイル(htmlファイルなど)を生成するプラグイン「Really Static」
WordPressは基本的に軽快なのですが、データーベースより毎回、閲覧情報を読み込んでいる関係で、どうしても静的なHTMLファイルの読み込み速度にはかなわない部分があります。また、サイトマップファイルやSEO対策プラグインなどを施しても、検索エンジンなどにも引っかかりにくいという欠点がまだ存在するようです。
実際の所、当サイトもWordPressにしてから、Googleの検索エンジンにかかりにくくなりましたし、まだ以前のURLで検索に掛かることが多いようです。
使い方は英語なので全て把握できませんが、インストールはいつも通り、ダウンロードしてプラグインフォルダにアップロード、有効化するのみ。
WordPressの情報および、FTPの情報を入力して設定。
あとは、「write all files」ボタンをクリックすると、静的ファイルの生成が始まります。
エントリー数が多いと全て書き出す前に落ちる可能性が大ですが、途中からまた書き出しはじめてくれるようなので、根気よく繰り返しましょう。
ひとつだけ現在わかっている欠点はと言うと、全てをまとめて1ファイルに書き出してしまうようで、php(includeなど)を使ってリンクさせ、そのリンクさせたファイルにランダム要素を含む、都度、表示を変更させたいプログラムの場合、プログラムの出力データを書き出してしまうかたちになり、ランダム要素が無くなってしまいます。Javascriptの場合は問題ないようです。
また、MovableTypeで静的ファイルの設定をしていた人だとわかると思いますが、HTMLファイルを書き出している都合上、エントリーのさい、通常よりも時間が掛かったり、最悪、エラーが出ます(汗) この辺はサーバのスペックによって違うかなと思います。
少々、使いづらい部分もありますが、静的ファイルにしたいという人にはうってつけではないでしょうか。
今のところ、別のミラーサーバにテストアップロードして試していますが、予備サーバがある人は、念のため出力ファイル、フォルダを確かめてから本サーバに設定したほうがいいかもしれません。もちろんミラーサーバに上げっぱなしにしておくのもひとつの手ですね。
動作確認環境
WordPress 2.7.1
Really Static 0.21
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