LeopardからSafariを含むそのほかのアプリケーションキャッシュの保存先がずいぶん変わったようで、Tigerまでのやり方が通用せず悩んでいたのですが、ようやくFirefox同様、Safariもキャッシュフォルダを変更することができました。
参考にさせてもらったのは、よく購読させてもらっているPadmacolorsさんのブログより。
まずはSafari 3のキャッシュの保存先について。今までは各ユーザーフォルダの配下にあったはずなんですが、今度からはディスクの不可視属性の下へまとめて入っているようでした。*(米印部分)のフォルダ名は各自違いますので、com.apple.Safari配下のCache.dbを探してください。
/private/var/folders/****/****/-Caches-/com.apple.Safari/Cache.db
不可視属性のためディスクからは普通に見れませんので、Finderのフォルダ移動で/private/varとして、foldersフォルダから探っていけば見つけられます。
そして実際の変更方法です。
まずはターミナルを開きます。次のコマンドを入力。まずは移動。
※ちなみに、後述もしていますが、フォルダ名はFinderからドロップすれば入力する手間が不要です。
sudo mv /private/var/folders/****/****/-Caches-/com.apple.Safari /Volumes/RAM
sudo mv キャッシュフォルダ 移動したいフォルダ
次に移動したファイルのショートカットを元のフォルダへ作ってあげます。
sudo ln -s /Volumes/RAM/com.apple.Safari /private/var/folders/****/****/-Caches-
sudo ln -s 移動先のフォルダ もとのフォルダがあったフォルダ
OSXのターミナルは、「コマンド フォルダドロップ フォルダドロップ」と、してあげれば、最初のコマンドを入力するだけで、フォルダパスを入力する手間はありません。う〜ん。お手軽。
これでSafariのキャッシュフォルダ変更できました。
RAMディスクにしたら、Firefoxより速くなったかも???
今のところ問題なく快適に動いていますが、私はUNIXコマンドとかroot権限等々はわかりませんので、自己責任でよろしくどうぞ(^^;
先日、MacOSXでRAMディスクを使うramdisk-syncを使っていたのですが、どうも不安定になりやすいので別のはないかと調べていたところ、Espérance DVという別のものを発見。ramdisk-sync同様、簡単にRAMディスクを作ることが出来ました。
ramdisk-syncの場合は好きなフォルダをRAMディスクに一時マウントできますが、Espérance DVはできません。そのかわり、Safariのキャッシュフォルダをデフォルトで指定できるようになっており、Safariでキャッシュを設定している(デフォルトの場合)は、環境により差はありますが表示速度が向上するので指定すると良いでしょう。
また、RAMディスクを自動バックアップすることも出来るので、起動(マウント)時にRAMディスクの内容を復元することもできます。キャッシュ内容はどうでも良いですが、Firefoxなどのキャッシュフォルダを指定して作った場合などには便利です。
動作もまずまず安定してます。
MacOSXでRAMディスクを作ることが出来るramdisk-sync。
最近はマシンスペックもHDスペックも良いので、RAMディスクという概念はあまりお目にかかりませんが、ハードディスクがそれほど速くない時代、RAMにOSを入れたりして高速化を目指したりするようなこともありました。
さすがに現在はMacOSXまるごと入れて。と、いう使い方は無理がありますが、一時的なファイルを作るときや、キャッシュデータをRAMディスクに割り当てると作業効率が上がりそうです。
デフォルトでSafariとFirefoxのキャッシュが指定されているようなので、キャッシュを多用、大容量の人には良いかも。速度も速くなるはず。多分。
普段、私はSafari、Firefoxともにキャッシュを使用していませんが、これならハードディスクも負荷がかからないし、高速になる(はず)なので良いかも。
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